2021.11.13
キッズテニス
この前の水曜日のキッズレッスンの前に、ラダーを取ろうと用具入れを開けると『こいつ』と目が合いました。
これは良いわ〜と、そのままキッズレッスンでポケットに忍ばせておいて、子供たちの気を引きたいときにポケットから取り出して、見事うけました(^^♪
今のところ、何人かのコーチに聞いたのですが、未だにこれを誰が作ってどういう経緯で用具入れにいたのかは謎のままです。
ボールくんがそうなのかはまだわかりませんが、レッド3(4歳5歳)のクラスを担当のコーチはあの手この手で子どもたちの興味を引こうと工夫しています。
子どもたちがテニスを習うのはそれぞれいろんな目的や目標があると思いますが、小さい子に限らずテニスを初めてした時に一番大事なことは『テニスは楽しい!』と思ってもらうことなので、コーチはまずテニスを楽しんでもらえるようレッスンをしています。
これはHPのキッズ・ジュニアレッスンページの一部ですが、『テニスって楽しい!』『おもしろい!』→『もっとしたい!』『テニスを続けたい!』となってもらうことがテニススクール一般キッズ・ジュニアクラスの一番大きな目標になります。
『好奇心』を持たせることで、もっと上手になりたい!、試合に勝ちたい!という向上心を子供たち自身から引き出し、上達を実感してもらうことでさらにテニスの楽しみを感じてもらう。
しかし、一般のテニスはまだ4歳5歳の子どもたちが始めたその日に『楽しい!』と感じるのは難しすぎます。
・キッズ用でも、自分の体の半分の大きさもあるラケット
・バウンドするボール その他いろいろ
最初は難しくてもやってるうちに慣れてくることもありますが、その最初に『難しい、できない、楽しくない』という印象を与えてしまうと、続けることが出来なくなってしまいます。
そうならないように、『大きいボールを転がして打つ』『紐にくっつけたボールを打つ』など子どもたちが
楽しく遊べる内容がレッスンメニューとなっています。(写真は手のひらに付けるラケット)
もちろんこの遊びには必ずテニスに必要なコーディネーション能力を身に付ける運動が入っており、楽しく遊ぶことでテニスができるようになっていきます。
子どもたちがテニスを楽しめるように、日々レッスンは進化しており、私がコーチを始めた15年前はレッド3(4歳・5歳)のクラスなく、ジュニアは4段階のクラス設定でした。
4歳~8歳が同じクラスで、テニスコート全面を使い、ボールも今のオレンジボールでのレッスンでした。
シーズに移る少し前に『テニスPLAY&STAY』の考え方とレッド・オレンジ・グリーンのボールを導入し、さらにそこから4歳5歳のクラス設定などが増えて、現在ジュニアは7段階のクラス設定となりました。
『テニスPLAY&STAY』の考え方は上記に書いた内容なのですが、ずっとコーチが「もっとこうして、ああして」とたくさん教えるというよりは、子供たちが自分のやりたいと思うこと、楽しいと思うことをするので保護者の方の中にはレッスンをみて物足りなく思われる方もいるかもしれませんが、子供たちがテニスを長く続けるためにご理解とご協力を頂ければと思います。